すっかり暖かくなり、フットワークの軽くなるこの季節。
この日━━温気はトンロリと生暖かく、漢詩で言えば春眠不覚暁の季節。
私は自転車で盛大にコケて負傷しました。
完全に自分の不注意なので反省。
あらすじ
- 自転車で移動中
- 桜が咲いてるのを発見
- 写真撮ろ(笑)と思ってなぜか急ブレーキ
- 焦って右手の力を入れてしまって前輪ブレーキがかかる
- 運悪く下り坂だった
- 車体ごと前転
- マンガみたいに顔面から着地
こけた直後の感情
こける瞬間に「あ、コケる」って思ったので、顔面からぶっ倒れた後は、割と機敏に動くことができました。
ジャックオーポーズの状態から立ちあがって、ポケットから飛び出たスマホを拾い(幸い画面は割れていなかった)、自転車を起こしてまず考えたのが「周りに人いなくて良かったー」です。
あと、「めっちゃ唇いてえー」
ぜったい血出てる、血の味するもん。マスクの中どうなってるのか見るの怖いー。てか矯正外れたりしてないかなー。
って感じでとりあえず近くの駅のトイレに行くことに。
泣きそうになりながらトイレへ
転んだ衝撃でチェーンが外れたので自転車を押しながら歩く。
歩きながら自分の愚行を思い返しながら「こんなバカなことがあっていいのか」とやたらと情けなくなって泣きたくなった。
膝痛いし。唇痛いし。手も痛いしで涙がこぼれそうになったけれど、いくらなんでもここで泣くのはみっともないから我慢しながら歩いた。
歩きながらも、ぜんぜん関係ないけれど、サウスパークでケニーが死ぬシーンばっかり頭の中に昇ってくるのだった。
モチのロン、落ち着いているからではない。
人間の脳みそというやつは、随分と切羽詰まったときでも、いや、むしろそういう時であればこそかえって突拍子もない連想を浮かべたりするものらしい。
私の顔どうなってる?
トイレについて、とりあえず手をキレイに洗う。
歩いたことで血行が良くなって血もドクドク流れているような気がする。
ああ、東京喰種のヒデみたいになってたらどうしよう。
恐る恐るマスクを外して傷の具合を見てみた。
唇から血が出ているけれど、ティッシュで押さえればすぐに止まりそうな感じだった。
まぁ、ティッシュ持ってないんだけどね。
ひとまずヒデじゃなくて安心した。
歯の矯正器具も無事だった。
むしろ、ぶつけた衝撃でさらに前歯が後ろに引っ込んだような気がする。
帰宅|ドラッグストアで買ったもの
近くのドラッグストアでいろいろ買って帰宅

- バンドエイド
- 顔用のキズパワーパッド
- 肌の保湿力を高めるやつ
- 心を落ち着かせるためのアイス
消毒液ってよくないらしいよ
水で洗う⇒消毒液をかける⇒ガーゼやら絆創膏を貼る
っていうのが傷の手当で最もスタンダードな方法だと思っていたんだけれど、どうやら今は違うらしい。
水でしっかりと汚れを落とすだけで良くて、消毒液をつけるとかえってキズを治すための細胞まで殺しちゃうんだって。へえ~。

で、ふつうの絆創膏よりも「キズパワーパッド」の方が保湿力が高いからキズがすぐ治るらしい。

え?ちっちゃ……。高いのにちっちゃ……。
これは唇のところに貼ります。

手は普通の安いバンドエイドを貼りました。
「料理苦手なのにバレンタインにチョコレートを渡すために努力するツンデレヒロインの指」になりました。
鼻もすりむいていたのでバンドエイドを貼ったのですが、昭和アニメのわんぱくキッズみたいになりました。

↑こけた当日の写真。
この次の日から顎に青あざができました。
1週間くらいですっかり完治しました。
キズパワーパッド貼ったところの方が、普通の絆創膏を貼ったところよりもはやくキズが治りました。すごい。
人生って選択の連続
自転車で派手にこけたことによって人生ってどこにどんな運命の岐路があるのか分からないな、と思いました。
この日は実は自転車で移動しようかバスで移動しようか悩んで、天気いいから自転車でいこう!という選択をしたからこけた。もしバスだったらけがはしていなかった。
もしマスクをつけていなかったらもっと深くキズつけていただろう。
もし周りに人がいたら大変なことになっていたかもしれない。
もしも打ち所が悪かったら…
なんて考えだすとキリがないんだけれど。
反省
とにかく、自転車にのっているときには急にブレーキをかけたり、進路変更しようとしないこと。ていうか、よそ見しないこと。
ブレーキレバーは2本指で握る。
動きやすい服装を意識して
これからも筋トレやストレッチを毎日行う。
もうあんな思いはしたくないので。